最近、オーストラリアでは、毎日のように不動産価格の高騰についての報道がなされていますが、2021年9月14日に今年6月までの不動産の値段の推移を示す指数が、オーストラリア統計局から発表されました。
それによると、この2021年6月までのオーストラリア全土平均の3ヶ月間の不動産価格の上昇は、6.7%と2003年以来の記録的な上昇を示すものとなったと言うのです。
特に値上がりをしたのトップ3の都市は、
1位 キャンベラ 8.2%
2位 シドニー 8.1%
3位 ホバート 6.3%
その背景として、ロックダウン期間のために市場に出回る物件が少ないことと、史上最低と言われる銀行借り入れ金利のためではないかと専門家は分析しています。
サプライとディマンドのバランスにより、物件の値段が上がっているということのようです。
その事実を裏付けるように物件が売れるまでの期間短くなっている上、オークションでは、売れる物件のパーセンテージも86%ととても高いものとなっています。
コロナ禍のロックダウン中、まさか不動産高騰するとは、誰も予想していなかったのではないでしょうか?
私も実際に最近、大家さんが期待していた売値をはるかに超えた価格で取引された事例を数多く耳にしています。
不動産開発業者も敏感に反応し始めており、オフ・ザ・プラン物件(まだ、立っていない物件)の価格も値上げを表明しています。
10月中旬には、ロックダウンも緩和されると言われていますが、専門家は、少し落ち着くことはあっても、まだまだ、ホッとな市場が続くと予想しています。
まだまだ、目が離せないオーストラリアの不動産市場です。
不動産に関するお問い合わせは、田中不動産までお気軽にお問い合わせください。
Reference:https://www.9news.com.au/national/australia-property-prices-record-biggest-three-month-jump-on-record/108d79ce-b7b1-4320-906f-ddc97cde85e9